怯えた表情の小さな猫が、少しずつ心を開いてくれるまでの1年半の記録です。
過去のブログを修正しました。
保護猫を迎える決意
保護猫を迎えると決めた日、偶然見つけた里親募集のブログが、むぎとの出会いのきっかけでした。
保護猫を迎えると決めていた私。
いよいよその決心が固まり、自宅近くの動物病院を検索していたところ、偶然「里親募集」のブログを見つけ、すぐに電話をして、会いに行くことに。
むぎとの出会い
迷い込んだ2匹の猫のうち、後からついてきたのが「むぎ」
保護されたお宅ではマンションの規定で2匹までしか飼えず、一番小さなむぎが里親募集に出されることになったそうです。

後ろ、右がむぎ
病院に来た当時、生後6〜8ヶ月。
シャーシャーと威嚇し、パニック状態。処置はすべて麻酔下で行われていたとのこと。
撮影だけでも怯えていた頃…

先生からは「すぐに懐くことは難しいし、慣れるまで何ヶ月、何年かかるか分からない」と説明を受けました。
里親に立候補
ケージの奥でじっとこちらを見つめるむぎ。
私は迷うことなく「里親に立候補してもいいですか」と先生にお願いしました。
怯えながら迎えを待つくらいなら、うちでゆっくり慣れていけばいい、そう思ったのです。
先生も保護主さんも快く了承してくださり、むぎが我が家に来ることになりました。
むぎとの暮らしの始まり
最初の一週間は、手を伸ばすと威嚇と猫パンチ。
私の手は傷とあざだらけになりました。夜泣きも始まり、耐えるしかない日々。
心が折れそうになったある日
部屋を離れた私の後をむぎがそっとついてきていました。
むぎが後を追ってきた瞬間

先生が写真を見て言った言葉に、涙が出そうになりました。
むぎちゃん本人が、できる限りの愛情表現をしてくれているんですね
どうしていいか分からないのは、むぎも同じだったのです。
その言葉に救われ、気持ちが楽になりました。
新しい家族とむぎの変化
二人きりよりも遊び相手がいた方がいいと思っていたところ、縁があり、半年後にもう一匹を迎えることに。

むぎは踏まれても威嚇されても、一切怒りません。
私には近づいただけでシャーシャー言うのに…
足元で寝るようになった頃
むぎが我が家に来て1年半。
今では無防備に寝たり、部屋中を自由に過ごしたり。猫パンチもシャーもほぼなくなりました。
ただ、いまだに抱っこはできません。
「他の人だったら抱っこできていたのかな」
「過ごし方が間違っていたのかな」と、考えることもあります。
触れる時間が短いことで、小さな病気を見逃してしまうかもしれない。
でも大切に見守っていくしかない。
むぎがうちに来てくれたことには感謝しかありません。
おうちはずっと、安全だから。

むぎとの暮らしは、思い通りにならないことの連続でした。
でも、時間をかけて築く絆の尊さを教えてくれました。
どんな生き物でも、迎えるときには覚悟が必要です。
可愛いだけでは続かない。けれど、覚悟の先には、かけがえのない日々が待っています。
現在、むぎが我が家にやってきて、9年が経とうとしています。
