2026年2月から約半年、職業訓練でWeb制作とマーケティングを学びました。
結論から言うと、学べたことは多いけれど、訓練を受けただけで仕事にはつながらなかったというのが、私の結果でした。
とはいえ、以前は基礎すら分からなかった「CTR」や「CV」といった言葉も理解できるようになり、Webの全体像が見えるようになりました。
この記事では、申し込み方法、実際の受講内容、大変だったこと、そして「受けてよかったのか」という本音まで、できるだけそのまま書きます。
職業訓練を受けたきっかけ
私は以前、マーケティング部で営業事務をしていました。
仕事のなかでは、「CTR」「CV」「CVR」など、当時の私には意味が分からない用語がよく出てきました。
今振り返ると、理解していればもっと仕事の幅が広がっていたと思います。
その心残りがずっと残っていたため、改めてWeb制作とマーケティングを体系的に学ぼうと決めました。
ただ、受講を決めたからといって、すぐに仕事につながったわけではありません。
現在も就職活動中です。
それでも、学んだことは無駄ではなかったと感じています。
職業訓練とは?国の制度でスキルを学べる訓練
職業訓練とは、求職中の方などが仕事に必要なスキルを学べる国の制度です。
訓練期間はコースによって異なり、短いものでは2か月程度、長いものでは6か月、場合によっては2年のコースもあります。
ただし、受講できる人の条件や給付金の有無は、人によって変わります。
給付金や受講条件は、本人の収入、世帯の収入、金融資産などによって判断されます。
必ず厚生労働省やハローワークの公式案内で確認してください。
私が受けた職業訓練の内容
私が受けたのは、Web制作・マーケティング分野の訓練です。
- 受講期間:約半年(2026年)
- 分野:Web制作・マーケティング
- 受講形式:eラーニングで自宅学習
- 対面指導:週1回
基本は自宅でeラーニングを進めますが、週に1回は対面指導があります。
対面指導では、その週の復習と予習、課題の共有、評価などを行いました。
完全な独学ではなく、「質問できる場」と「進捗を見られる場」があるのが特徴です。
申し込みから受講開始までの流れ
私の場合、申し込みはハローワークに合計2回行きました。
1回目:相談と書類受け取り
まずは職業訓練を調べ、どの訓練校が良いか決め、最初の来所で「職業訓練を受けたい」と伝えました。
私の場合は、受けたい理由を明確に言えたこと、訓練校も決めていたためか、この日に申し込み書類を受け取ることができました。
ただし、ハローワークや担当者によって対応が異なることもあるようです。
希望する訓練の募集時期に合わせ、見学会にも参加するなど、事前に確認しておくことをおすすめします。
2回目:書類提出
2回目の来所で、申し込み書類を提出しました。
私は書類に不備があり、その場で書き直して再提出ができたので、その日のうちに手続きを終えることができました。
書類は記入漏れや記載内容の確認を丁寧にしておくと、来所回数を減らせると思います。
訓練校との面談で聞かれたこと
書類提出後は、訓練校との面談がありました。
聞かれた内容は、主に次のとおりです。
- 職業訓練を受けたい理由
- 現在の状況(求職中か、離職中かなど)
- 希望する職種
- 希望職種以外の就職も受け入れられるか
- 就職について家族の理解は得られているか
- 希望する雇用形態
- 学習時間を確保できるか
- 週1回の対面指導や、ハローワークへの来所が可能か
- 最後に質問はないか
「在宅で働きたい」「Web制作の仕事に就きたい」という希望を聞かれるよりも、柔軟に就職活動を進められるか、ということのほうが重要視されていると思います。
あらかじめ自分の希望を整理しておいたので答えやすかったです。
受講してよかったこと3つ
1. 分からないことを質問できる
eラーニングは自分のペースで進められる反面、つまずいたときに誰にも聞けないと不安になります。
私が受けた訓練では、週1回の対面指導があったので、質問できました。
そして他に受講している方の質問なども聞けたので、かなり役立ちました。
「今さら聞けない」と思うような基礎的なことも、思い切って聞くことが大事です。
理解があいまいなまま先へ進むより、早めに質問したほうが結果的に学習が速くなりました。
2. 課題に対して評価をもらえる
課題を提出すると、評価がありました。
自分では「できたつもり」もしくは「自信がない」課題でも、第三者から見ると評価してもらえたり、足りない部分が分かります。
Web制作やマーケティングは、知識を覚えることより「アウトプットできるか」が大事なので、評価をもらえる環境はかなり大事です。
3. 同じ目標を持つ仲間ができた
週1回の対面指導に参加するうちに、顔を合わせるメンバーも固定されてきました。
最初は緊張していましたが、回を重ねるうちになんとなく(勝手に)仲間意識が芽生えました。
「自分だけが遅れているのではないか」という不安もありましたが、同じように学んでいる人の話を聞くことで、気持ちが軽くなりました。
大変だったことと、乗り越えた方法
一番大変だったのは「勉強時間の確保」
私にとって一番大変だったのは、勉強時間をつくることでした。
ただ、子どもは決まった時間へ学校へ行って決まった時間に帰ってくる、というのは時間の確保はしやすかったかなと思います。
土日は家族の時間があるので、切り替えるために勉強は休んでいました。
分からないときは、この順番で解決した
受講していて分からない場面は、たくさんありました。
- 質問表を確認する
- Web検索で調べる
- 週1回の対面指導で質問する
まず自分で調べることで、調べ方や用語の意味も一緒に身につきました。
ただし、どうしても分からないことを一人で抱え込む必要はありません。
質問できる環境があるなら、迷わず質問したほうが効率的です。
給付金は受けられた?実際に確認したこと
申し込みの際に、給付金の対象になるかを確認する項目がありました。
私は家族の収入など、自分で判断して「該当しない」と答えました。
給付金には、本人の収入、世帯の収入、金融資産などの条件があります。
「自分は対象外だろう」と思っても、自己判断だけで諦めないほうがいいです。
条件は人によって異なるため、受講希望の訓練が決まった段階で、ハローワークに確認するのが安全です。
受講後、仕事にはつながったのか
結論から言うと、訓練を終えても、まだ仕事にはつながっていません。
現在は就職活動中です。
正直に言うと、就職活動において、訓練の内容が直接役に立った場面は、今のところありません。
実は、訓練が始まってすぐに、キャリアコンサルタントの方から「未経験のwebマーケティングへの就職は難しい」と言われました。
在宅の仕事についても、「今は難しい」とのことでした。
訓練の案内には「在宅で働けるスキルを学べる」といった内容もあったので、最初は少し違和感がありました。
でも、現実を知ることも大切だと感じました。
スキルを学ぶことと、仕事を得ることは、別の問題です。
職業訓練が向いている人・向いていない人
私の体験から言うと、職業訓練は「誰にでも合う」わけではありません。
| 向いている人 | 注意したほうがいい人 |
|---|---|
| 自宅で自分のペースで学びたい | 「申し込めば就職できる」と思っている |
| 質問やフィードバックがほしい | 勉強時間をまったく確保できない |
| 週1回、対面で学ぶ習慣を作れる | 訓練内容をよく調べずに申し込む |
| 学びながら就職活動も進められる | 在宅ワークだけを強く希望している |
特に、育児・介護や家事との両立が必要な方は、受講前に「1週間の生活リズム」を書き出してみてください。
勉強時間が本当に取れるかどうかが、続けられるかどうかの分かれ目になります。
職業訓練を受ける前に確認したいこと
- 学べる内容が、希望する仕事につながるか
- 対面指導の日時や場所に通えるか
- 受講期間中、学習時間を確保できるか
- 給付金の対象になるか、ハローワークで確認する
- 訓練終了後の就職サポート内容を確認する
- 「在宅ワークができる」という表現の意味を確認する
私は受ける前、「職業訓練校はどこも同じようなもの」と思っていました。
しかし、実際には訓練校によって、カリキュラム、指導方法、サポート内容が異なります。
「Web制作」と一言で言っても、デザイン寄りなのか、コーディング寄りなのか、マーケティング寄りなのかでも変わります。
自分が将来やりたい仕事から逆算して選ぶことが大切です。
まとめ:職業訓練は「就職の保証」ではなく、学び直しのきっかけ
私にとって職業訓練は、Web制作とマーケティングの基礎を体系的に学べた貴重な半年でした。
一方で、「受ければ仕事が決まる」というものではありませんでした。
それでも、以前は分からなかったCTRやCVといった言葉を理解できるようになり、勉強を始めるなかで「自分は何をやりたいのか」が少しずつ見えてきました。
何を学べばいいか迷っている方も、まず小さくでも学び始めてみると、方向性が見えてくることがあります。
ただし、制度の条件や給付金の有無は変わることがあります。
申し込み前には、必ず公式の案内とハローワークで確認してください。

